【読了記】「完全SIer脱出マニュアル」がかなり衝撃的だった

【読了記】「完全SIer脱出マニュアル」がかなり衝撃的だった

こんにちは、さかきです。

@jumpei_ikegamiさん、@zuckey_17さん著のダウンロード版「完全SIer脱出マニュアル」読了記を書こうと思います。

BOOTHにて購入できます。

購入理由は明快で、現在SIerという業種を心の底から脱したい。
そんな時期にこのタイトルですよ。気づいたら支払いが終わっていました。

ということで迷宮を抜け出したい一SIerが、同じような立場の方へおススメしたい書籍である理由をいくつか挙げていきたいと思います。

 

自分の考えを整理する手助けをしてくれる

私のようにまだ業界の見晴らしが効かない人間にとっては、コードではなくExcelと向き合っている日常は果たして本来あるべき姿なのか疑問でした。
第一章”なぜ「エンジニア」はSIerを去るのか”では、作者のSIerエンジニア観や当時の思いが語られているため、現状の立場への悩み・不安、そしてギャップが文章化されていて、思考を整理することができます。

これは非常にありがたかったです。
「え?SNSでよく聞くツールも使わなければ、技術の話もしないのか?」「勉強会も交流会も、特定のもの以外非推奨ってどういうことだ…(まぁ行くけど!)」
そんな感じでモヤモヤした気持ちはあるのに、知識も乏しければ経験則にも頼れない自分にとっては言語化することが難しく、相談しようにも解りやすく伝えることができない。

「私がSIerに入社した理由と去った理由」というコラムでは
・正直な理由
・ポジティブに言い換えると
この二点を箇条書きで列挙されていて、外的な気付きを得ることができるし、自己分析の一つとして参考にしたいポイントでした。

業界の知識を深められる

業界研究をしたことがある方は経験があるかもしれませんが、”IT企業”の定義ってあまりにも広いし、たまにふわっとした意味で使われていることもあります。
第二章”自分や環境を変えるための前提知識”では、そんな”IT業界”を5つの視点をもとにカテゴライズし、説明しています。

同様に、漠然としている”エンジニア”のフィールドについても言及されていて、就職活動中に読みたかった内容が満載でした。

SNSや交流会でお見掛けするすでにハイレベルで経歴としても申し分ないエンジニアの方でさえ、常日頃キャリアパスを考えていたので、業界を俯瞰するための知識や姿勢は積極的に身に着けていく必要がありますね。

ではどのように行動していくべきなのか?といった疑問へのアンサーが具体的

転職に関しての精神論は多くの書籍で紹介されており、自身のマインドセットを構築したり見直すには非常に良い情報源ですが、他業界を包括できるように抽象的に書かれていることも多いかも?というのが最近の個人的な所感です。

反して、WEB系エンジニアへの転職というコンセプトのもとターゲット層を絞って書かれているので、アウトプット・インプットの方法を具体的に挙げています。
ちょっと思ったのが、技術的な勉強(特にIT)と英語の勉強って通ずるところが結構あるなぁと感じました。(もしかしたら当然のことなのかもしれません)
というのも、インプットの一つに「技術系ポッドキャストを聴く」とあるのですが、聞きつつよくわからない単語を拾って調べて、可能ならノートにまとめて…私は英語の勉強をしているのか?と(笑)

音声学習の有用性については多くの方が提唱しているので、エンジニアリングに限らず参考にしたいですね。

アウトプットに関しては、情報発信用のツールとして
・GitHub
・ Twitter
・Qiita
・はてなブログなどの個⼈ブログ
がメジャーどころであるとのこと。私の場合、一応全てアカウントはありますが、ROM専だったり更新がまちまちだったりするので「このままではいけない…!」と原動力をいただきました。
近頃のQiita(トピック特化型のブログのようなプログラミングに関する知識を記録・共有するサービス)は、質の低い記事を投稿することや、とあるユーザーの方に関してざわついていましたが、新参者の意見としては学んだことを気軽に発信できる場所であればとても嬉しいなぁと思っております…。

それと、最近気になっている「scrapbox」というサービス。どのように利用しようか試行錯誤中ですが、ブログよりも気軽で知識の整理ができ、それらを共有できる優秀なツールなので、気になった方は是非こちらも調べてみてください。

最後に

著者の方がおっしゃていた通り、大分攻めたタイトルですが、SIerを批判する内容では決してありません。
あくまでも「自分に合わなかった場合、どうすればいいのか」というスタンスです。

加えて転職を考えていない方にも非常に参考になる著書だと感じました。
すでにこの業界にいらっしゃる方、これから目指す方が新しいパースペクティブを得るためにも良質なコンテンツです。

また今回、著者の方が出演されている「しがないラジオ」については、本書で存在を知ったため触れることができませんでした。
なのでまた改めて、こちらに関する記事もあげたいなぁと思っております。